ペダルこぐだけじゃ無理?フィットネスバイクで体重コントロールのウラ話!
実際の体重管理において、フィットネスバイクのサイクリングがどの程度効果的なのか、オックスフォード大学の博士であり、健康管理組織での長年の経験を持つアダム・ケリー博士と、リバプールジョンムーア大学のスポーツ科学教授であるグレッグ・ホワイト氏の見解を取り入れ、その真実を明らかにしてみましょう。 体重減少とサイクリングの関係性は一見単純ですが、その実態は複雑であり、効果的な体重管理にはさまざまな要素が関わってくることが分かります。 80kmのトレーニングで、4〜5㎏も瘦せた? 多くのライダーは、週末に80㎞サイクリングしたら、自分は4〜5㎏瘦せたと感じます。しかし、夕食でちょっと多く食べたら、元のように戻ったばかりか、前よりも重くなりました。 そうです!体重計は壊れているに決まっています! 水やその他の物質ではない、1 kgの純粋な脂肪を減らすには、どこまでサイクリングすればよいでしょうか。 「精確に体重を減らすのは難しいです。」オックスフォード大学の博士アダム・ケリー(AdamCarey)氏は、ロンドンでCorPerformanceという健康管理組織を11年も運営してきました。 「しかし、ここには経験公式があります。サイクリストが消費するエネルギー=サイクリング効率×時間×3.6で、サイクリング効率が200ワット/時間の場合、1時間で200ワット×1時間×3.6 = 720カロリーの消費を生み出します。」 リバプールジョンムーア大学のスポーツ科学教授グレッグホワイト(Greg Whyte)は、2番目の質問に答えました。「1gの脂肪には約9カロリーのエネルギーが含まれています。水などの他の成分を除くと、1kgの肉には約780gの純脂肪があるので、1kgの脂肪は7800カロリーを提供できます。」 2人の専門家の見解を統合すると:1kgの純粋な脂肪を減らすのに少なくとも10.83時間、つまり10時間49分48秒のサイクリングが必要です。しかしフィットネスバイクも自転車も、毎日強度を保ちつつ漕ぐのはじざに優しくありません。間隔的にトレーニングするべきです。 走行ルートがすべて平坦で上り坂や下り坂はなく、風も強くないと仮定し、平均速度25km / hで計算すると、1kgの脂肪を減らすには、270.75km分のサイクリングが必要です。つまり、7時間以上漕げばなりません。ただし、このデータには重要な前提があります。それは、運動エネルギーの供給源は100%脂肪です。 しかし実際の運動では、炭水化物、タンパク質、脂肪はすべて人体にエネルギーを提供します。通常の場合、人間が1日必要とするエネルギーの50%〜60%は炭水化物、25%〜30%は脂肪、10%〜15%はタンパク質から来ています。 この3つの栄養素は同時に人体のエネルギー源として使われますが、糖質(炭水化物)はそのメーンとして一番早く消費されます。ゆっくりとした安定した呼吸では、十分な時間があるため、体はタンパク質より脂肪を優先的にグリコーゲンに変換して、エネルギー源として消費します。その一方、激しい運動をしている場合は、最初に筋肉(タンパク質)を消費し、次に脂肪を消費します。これが、多くの人が脂肪の減少を目指しながらも、脂肪の代わりに多くの筋肉を失うことになる原因となります。 有酸素運動は運動始めて30分後から脂肪をエネルギーとして燃焼しはじめる。しかし一度の有酸素運動は40分から一時間までがベスト、週に3-4回ぐらいが体に一番いいでしょう。そう計算すると、1kgの純脂肪は、最低でも一ヶ月ぐらいで減らせますね。...