実は、ジンジャーシロップはサイクリストに最適なサプリメント?
生姜が胃の不調を治す(湿気を取り除く)という話を聞いたことがありませんか?子供の頃、胃の調子が悪いときにジンジャーシロップを飲んだ思い出がありますか?レース前の緊張を和らげるため、あるいはレース中の消化不良を解消するために、ジンジャーシロップをの飲むアスリートよく見られます。
レモンを混ぜたジンジャーシロップを飲むと、吐き気や炎症を抑えることができ、デトックスにも効果的です。
解毒は臓器や体のプロセスを通じて自然に起こるもので、実はジンジャーシロップに解毒作用があるという科学的根拠はありません。しかし、アスリートにとって、ジンジャーシロップを飲むことは健康上的にメリットが沢山あります。 特に、アスリートが激しいワークアウトの前、中、後に体調を崩すことが多い場合、水に生姜を加えることで胃の不調を緩和したり、予防することができます。『Phytochemistry』に掲載された2015年の研究によると、ジンゲロール(生姜に含まれる化合物)が消化プロセスを助け、吐き気を和らげるのに役立つからだそうです。
生姜は胃痛を和らげることで知られており、多くのアスリートが胃腸の問題や慢性的な食生活の乱れ、栄養の偏りなどの健康問題に困っています。 研究は限られていますが、生姜の効果は、潜在的な抗炎症作用、満腹感の増加、不安の解消、血糖値のコントロールに関連しています。 また、1日1,500mgのジンジャーパウダーを少量ずつ摂取することで、吐き気を和らげることができるという研究結果も出ています。そのため、ジンジャーパウダーは化学療法を受けている方や、妊娠中も体を動かしている方には良い選択肢かもしれません。
アスリートでなくても、運動後に食欲不振を感じる人も相当いますので、糖分を加えたジンジャーシロップは、レースや激しい運動後の糖質補給に役立ち、逆流や嘔吐の症状も軽減してくれます。
『Phytochemistry』に掲載された研究によると、生姜には抗炎症作用もあり、すべてのアスリート、特に関節痛のあるアスリートに効果が期待できるそうです。その研究は、膝に痛みのある被験者たちに、生姜エキスまたはプラセボを1日2回飲んでもらったという記事が書いています。記事は、生姜エキスを摂取した人は、プラセボを摂取した人に比べて13%高い痛みを緩和したことを報告しました。また、1日2gの生姜を摂取した人は、そうでない人に比べて、レッグリフト、プッシュアップ、バイセップカールなどの遠心力運動を行った後の痛みが1日を通して25%軽減されたことがわかりました。
その他の健康上の主張については、いくつかの研究では、1日3gの生姜粉末を摂取した人がトリグリセリドのレベルが低いことが示されており、生姜が血糖値とコレステロールのレベルだけでなく、生姜の血糖値やコレステロール値への効果、月経量への効果も指摘されています。
ジンジャーシロップを飲むことに関する研究は多くありませんが、生姜には確かに健康効果があり、食生活に取り入れることは間違いではありません。ですので、興味がある方、ジンジャーシロップの味に興味がある方、ぜひ一度試してみてください。 1日4gまでなら、安全な最大摂取量として推奨されていますし、吐き気を抑えるには2gが推奨されています。
吐き気を和らげたり、抗炎症作用を期待する場合は、小さじ1杯の生姜粉を水やお茶、スムージーに混ぜて摂取すると、測定しやすくなります。 胸焼けや口の中の灼熱感など、軽度の副作用が発生することがあります。 これを防ぐために、空腹時の飲用は避けてください。その他のおすすめの飲み方:生姜、レモン、塩少々、蜂蜜を水に加えれば、自家特製のスポーツドリンクになります。