ネブライザーは吸入器の一種で、液体薬を微粒子化して噴霧し、肺に直接投与する医療機器です。
ネブライザーは主に喘息、慢性閉塞性肺疾患、気管支炎などの呼吸器疾患の治療や緩和に使用されます。薬物を直接肺に送り込み、症状を改善する効果があります。
ネブライザーにはコンプレッサーネブライザーや超音波ネブライザーなどさまざまな種類があります。コンプレッサーネブライザーは圧縮空気を使って液体を噴霧するのに対し、超音波ネブライザーは超音波振動を利用して液体を噴霧します。
ネブライザーの使い方は医師や専門家の指示に従うことが重要です。清潔な状態で使用し、正しい量の薬剤を投与することが肝要です。
ネブライザーは使用後に分解して洗浄し、乾燥させる必要があります。定期的な清掃と消毒を行うことで、機能を維持し、感染症のリスクを減らすことができます。
ネブライザー使用時には、口の渇き、のどのイガイガ感、頭痛、吐き気、神経賦活などの副作用が現れる場合があります。稀に、アレルギー反応や気管支痙攣などの重篤な副作用も起こる可能性があります。